菅田将暉さよならエレジーのコード進行!初心者向け簡単アコギ弾き語り術
シンガーソングライター・石崎ひゅーいが作詞作曲を手掛け、菅田将暉の代表作として圧倒的な支持を誇る『さよならエレジー』。アコースティックギターをかき鳴らす疾走感あふれるサウンドは、ギターを手にした多くの人々が「いつか弾き語りたい」と憧れる定番ナンバーです。2026年現在もSNSや動画プラットフォームでの演奏動画投稿が絶えず、音楽教室のレッスン曲としても根強い人気を維持しています。
しかし、原曲テンポ(BPM134)の速さや16ビートストロークの激しさに圧倒され、「初心者には難しすぎるのではないか」と躊躇するプレイヤーも少なくありません。実は、適切なカポタストの活用や指の動きを最小限に抑える簡単コードフォームを取り入れることで、ギターを始めたばかりの方でも短期間で気持ちよく弾き語れる構成へと落とし込むことが可能です。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:原曲はEmキーのため挫折の元凶になりがちな「難関バレーコード(F)」を押さえずに演奏可能
- 要点2:薬指・小指を固定する「Cadd9・Em7フォーム」を活用すれば、最小限の指移動でスムーズにコードチェンジが完了
- 要点3:最初から原曲テンポ(BPM134)で追わず、メトロノームでBPM80から16ビートの空振りを身体に叩き込むのが最速上達の鍵
【楽曲背景】名曲「さよならエレジー」がアコギ初心者の定番練習曲であり続ける理由
『さよならエレジー』は、2018年1月に日本テレビ系日曜ドラマ『トドメの接吻(キス)』の主題歌として発表された菅田将暉の3rdシングルです。親友関係にある石崎ひゅーいが提供した本作は、ストレートなロックサウンドと哀愁漂うメロディが融合し、ストリーミング再生数でも数億回を超えるロングヒットを記録しました。
音楽教育の現場において、本作がアコギ初心者の練習曲として高く推奨される理由は、ポピュラー音楽における黄金パターンが凝縮されている点にあります。主要コードの基本循環、キレのあるリズミカルなストローク、そして感情を乗せやすいボーカルラインが揃っており、1曲を仕上げる過程でギター演奏の基礎体力が総合的に身につきます。
また、菅田将暉自身がステージで力強くアコースティックギターをかき鳴らしながら熱唱する姿は、多くの初心者にとって「ギター1本でここまでダイナミックに表現できる」という鮮烈なロールモデルとなっています。

【コード進行解説】Fコードを回避するカポ位置と簡単フォームの全貌
ギター初心者が最も恐れる「Fコード(人差し指で1フレット全体を押さえるセーハコード)」。結論から申し上げますと、『さよならエレジー』の原曲キー(Em)は、カポタストなし(Capo 0)のオープンコードでFコードを一切使わずに弾くことができます。
使用する基本コードは主に以下の6種類です。
- Em(イー・マイナー)
- C(シー / または Cadd9)
- D(ディー / または Dsus4)
- G(ジー)
- B7(ビー・セブン)
- Am(エー・マイナー)
一般的なJ-POPで頻出するFコードが存在しないため、バレーコードで挫折しかけている入門者にとって極めて親しみやすい楽曲設計となっています。
指の移動を劇的に減らす「Cadd9・Em7」裏ワザフォーム
サビのコード進行は基本的に「C → D → Em → G」の王道進行です。通常のオープンコードで素早く切り替えるのが難しい場合、1弦3フレット(小指)と2弦3フレット(薬指)をずっと固定したまま弾く簡単アレンジが劇的な効果を発揮します。
このフォームを使うと、以下の通り人差し指と中指を動かすだけでコードチェンジが完結します。
- Em7:5弦2フレット(中指)、4弦2フレット(人差し指)を押さえ、1・2弦3フレットはそのまま
- Cadd9:5弦3フレット(中指)、4弦2フレット(人差し指)を押さえ、1・2弦3フレットはそのまま
- G:6弦3フレット(中指)、5弦2フレット(人差し指)を押さえ、1・2弦3フレットはそのまま
- Dsus4:3弦2フレット(人差し指)を押さえ、1・2弦3フレットはそのまま
この「2本の指をアンカー(錨)として固定する手法」により、視線を指板から離してもコードを外さなくなり、歌うことに集中できるようになります。
難関「B7コード」の押さえ方と代替コード
Fコードがない一方で、初心者が唯一つまずきやすいのがAメロやBメロの終わりに登場する「B7コード」です。4本の指をバラバラの弦に配置する必要があるため、苦手意識を持つ方が少なくありません。
どうしても指が追いつかない場合は、構成音が近い「B7sus4」や「Bm7」で代用するか、人差し指を使わずに中指・薬指・小指の3点だけで押さえる簡易フォームを活用することで、演奏の流れを止めることなくスムーズに次小節へ移行できます。
【リズムと奏法】疾走感を生み出すストロークパターンとTAB譜のツボ
『さよならエレジー』の生命線は、なんといっても前に突き進むような力強いドライブ感です。コードが押さえられても、ストロークが重たくもたついていると楽曲の魅力が半減してしまいます。
基本となる16ビートストロークパターン
イントロおよびサビでは、以下の16ビートストロークが基本形となります(↓=ダウン、↑=アップ、・=空振り)。
【パターン】:↓ ・ ↓ ↑ ・ ↑ ↓ ↑ ↓ ・ ↓ ↑ ・ ↑ ↓ ↑
ポイントは、「腕を常に一定のスピードで上下に振り続けること(オルタネイトピッキング)」です。弦をヒットしない拍でも右手を止めずに空振りさせることで、正確なタイム感をキープできます。
キレを生み出すブラッシングとアクセント
疾走感を演出するために不可欠なのが、ストロークのアクセント位置(2拍目・4拍目のアタマ)です。また、コードが変わる直前に左手の力をフッと抜いて弦をミュートし、パーカッシブな「チャッ」という音(ブラッシング)を混ぜることで、アコギ1本とは思えない迫力あるグルーヴが生まれます。
イントロの単音リフ(TAB譜の要点)
原曲のイントロ冒頭で鳴り響く印象的なギターリフは、5弦と4弦を中心とした低音弦の単音フレーズで構成されています。TAB譜上は「5弦0フレット(開放)→ 2フレット → 4弦0フレット → 2フレット」といったシンプルな動きですが、コードストロークへ移る直前にしっかり低音を響かせることで、原曲の持つエモーショナルな世界観を一気に再現できます。

【徹底比較】通常演奏 vs 簡単アレンジ|難易度と挫折リスクの客観データ
ギター初心者が無理なくステップアップできるよう、演奏スタイルごとの難易度や特徴を客観的な指標で比較しました。
| 演奏スタイル・手法 | 難易度・練習期間の目安 | 特徴・使用コード | 編集部の見解・おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 超簡単アレンジ(Cadd9固定) | ★☆☆☆☆(約3日〜1週間) | 1・2弦3フレット固定(Em7, Cadd9, G, Dsus4) | 完全初心者に最適。コードチェンジのストレスがほぼゼロで即座に歌える。 |
| 原曲基準オープンコード(Capo 0) | ★★☆☆☆(約2週間〜3週間) | 基本ローコード(Em, C, D, G, Am, B7) | 標準的なアコギ練習曲の王道。B7の克服が唯一の課題となる。 |
| カポ移調版(Capo 2 / Dmフォーム) | ★★★☆☆(約3週間〜1ヶ月) | Dm, Bb, C, F, A7 等(女性ボーカルキー調整用) | 女性が原曲キーで歌いづらい場合に移調。バレーコードが増えるため中級者向け。 |
| 原曲完全再現(リフ+16ビート) | ★★★★☆(約1ヶ月〜2ヶ月) | 原曲BPM134、イントロ単音リフ、ブラッシング完備 | ライブや動画投稿で本格的に魅せたい方向けの到達点。 |
【実態検証】ギター初心者が直面する3つの壁と現場目線のリアル
ネット上のコミュニティ(知恵袋、ギター練習用SNS、動画コメント欄)に寄せられた数百件の初心者の声を分析すると、『さよならエレジー』の練習においてつまずくポイントには明確な共通項が存在します。
壁1:「テンポ134に右手が追いつかずストロークが崩壊する」
最も多い悩みがテンポの速さです。菅田将暉の熱量に引っ張られていきなり原曲スピードで弾こうとすると、ストロークがダウン・アップ逆になり、コード移動が間に合わなくなります。現場のインストラクターが推奨するのは「BPM80からの段階的メトロノーム練習」です。ゆっくりな速度で完璧に右手が動くようになってから、5刻みでテンポを上げていくのが最短ルートとなります。
壁2:「歌い出した瞬間にストロークの手が止まる」
ギターと歌のタイミングがズレてしまう現象は、脳の処理能力が「左手のコード」「右手のストローク」「歌詞・音程」の3方向に分散していることが原因です。この段階では、1小節に1回だけジャラーンと全音符でコードを鳴らす「ワンストローク弾き語り」から始め、歌詞とコードのタイミングを脳に同期させるステップを踏む必要があります。
壁3:「サビの高音が出ず、キーの合わせ方に悩む」
菅田将暉のボーカルは中低音の渋さとサビの力強い高音(最高音はmid2G付近)が特徴です。男性でもサビが高くて苦しい場合は、ギターのチューニングを半音下げるか、カポタストを外した状態で裏声を使うなどの工夫が求められます。女性の場合はカポタストを4〜5フレットに装着して1オクターブ下で歌うか、別のキーへ移調するのが自然です。

一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上の簡易コード譜サイトや解説動画において、「カポタストを付ければ誰でも簡単に弾ける」といった画一的な情報が散見されますが、ここには初心者が陥りやすい盲点があります。
誤解:「カポタストを付けた方が常に簡単になる」
多くの楽曲ではカポタストを付けることで難しいキーをCやGなどの基本キーに変換します。しかし前述の通り、『さよならエレジー』は「カポタストなし(Capo 0)」の時点で最も簡単なEmキーで構築されています。無理にカポタストを付けてキーを変更しようとすると、かえってFやBmといった難関セーハコードが増えてしまうリスクがあります。
盲点:ピックの厚み選びがストロークの難易度を左右する
初心者が見落としがちなのが「ピックの硬さ(厚み)」です。速い16ビートストロークを硬いピック(Heavy / 1.0mm以上)で弾くと、弦に引っかかって手首に余計な力が入り、音色も荒れてしまいます。しなやかにしなる「Thin〜Medium(0.5mm〜0.7mm程度)」のティアドロップ型またはオニギリ型ピックを選ぶだけで、ストロークのスムーズさは劇的に向上します。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
音楽学習における「挫折予防」の観点から、本作に挑戦すべきプレイヤーと、一歩立ち止まって準備すべきプレイヤーの条件を明確に提示します。
向いている人(即座に挑戦すべき条件)
- Em、C、G、Dなどの基本オープンコードを少しでも触ったことがある人
- バラードよりも疾走感のあるアップテンポなロックナンバーで爽快に歌いたい人
- 16ビートのリズムキープやストロークのキレを集中的に鍛えたい人
- Fコードの壁にぶつかり、別の曲でギターを弾く楽しさを再発見したい人
慎重になるべき人(まず基礎固めをおすすめする条件)
- ギターを手にした初日で、ピックの持ち方やチューニングが定まっていない完全未経験者(※まずは単音弾きや8ビートのゆったりした楽曲で弦の感覚を掴むのが得策)
- 右手のストロークをメトロノームなしで感覚だけで弾いてしまいがちな人(※変なリズムの癖がつくと修正に倍の時間がかかります)
【さよなら エレジー コード】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:Fコードが一切押さえられない完全初心者でも本当に弾けますか?
A1:はい、完全に弾けます。『さよならエレジー』は原曲自体がEmキー(ト短調/ホ短調系)で作られており、演奏にFコードは一切登場しません。Cadd9やEm7といった指の移動が極めて少ない簡単フォームを活用すれば、ギター歴数日の方でも伴奏を成立させることが可能です。
Q2:男性・女性それぞれの最適なカポ位置(カポタスト)はどこですか?
A2:男性は基本的に「カポなし(Capo 0)」が原曲通りのキーとなり最も歌いやすい設定です。女性が原曲キーのまま弾き語る場合は、カポなしのまま1オクターブ上で歌うか、声の高さに合わせて「Capo 4〜5」前後に装着し、キーを上げて歌いやすい音域にアジャストするのが定石です。
Q3:コードチェンジで音が途切れてしまいます。どうすればスムーズになりますか?
A3:小節の最後の1拍(最後のアップストローク時)には、左手をすでに次のコードへ移動させ始める「先読み移行」を行ってください。その際、開放弦が鳴ってしまってもアップテンポな曲中では人間の耳には違和感として残りません。左手を完璧に押さえ直してから右手を振り下ろすのではなく、「右手を止めずに左手を迎えにいく」感覚を掴むのがコツです。
まとめ:疾走感ある弾き語りで「さよならエレジー」を自分のレパートリーに
菅田将暉の『さよならエレジー』は、アコースティックギターの魅力である力強さ、疾走感、そしてエモーショナルな表現力を余すところなく味わえる珠玉のナンバーです。Fコードを必要としないオープンコード構成と、薬指・小指を固定する簡単フォームを賢く使えば、初心者であっても決して高い壁ではありません。
まずはメトロノームを使ってゆったりしたテンポからストロークの腕振りを安定させ、少しずつテンポを上げていくことが最短のステップです。焦らず指と右手の連動を身体に馴染ませ、自分だけの熱い弾き語りパフォーマンスを完成させてください。 (出典: さよなら エレジー コード(Yahoo!ニュース))